マイクロピペット・ベベラーとは
「ベベラー」とは、bevel(斜角をつくる)の派生語で、ガラスのマイクロピペットの先端を削って竹ヤリのような鋭い角度を作ることを目的としたガラス管研磨装置です。一般的な「研磨器」は、grinderと呼ばれることが多く、サッター社のBV-10は汎用のgrinderとは一線を画しています。マイクロピペット・テクノロジーに冠たるサッター社はBV-10で、独特のノウハウを用いて、一般的grinderを凌駕する機能と仕上がりを現実のものとしました。
表面偏差1μmの研磨板
BV-10は、5種類の研磨板から最適な1枚を選択し装着するという方式を採用することにより、先端径0.1μm以下のイントラ用ガラス電極から、50μm以上の特殊インジェクション・ピペットまで、非常に幅広い形状のマイクロピペットを研磨することができます。研磨板は表面の偏差を1μm以下という高精度に仕上げられており、研磨精度・研磨時間といった相反する要素を非常に高次元で両立させています。
ブレ・ソリ皆無の回転系
高精度の研磨板を用意しても、従来型のような(レコード・プレイヤー型の)回転系で上下動(ブレ・ソリ)が発生したのでは研磨板の精度には意味がなくなってしまいます。
BV-10の回転系は、右図のような構造で、研磨板を支えています。研磨板は、油膜を介して石英製の台の上を回転します。この石英台はレーザー・ビームによって磨かれており、水平水準を厳密に確保しています。その結果、研磨板の回転に伴うブレ・ソリは従来とは比較にならないレベルにまで激減しました。
BV-10は、毎秒2回転という低スピードで回転しますが、精密な回転系と研磨板の表面偏差の徹底的な管理によって、左図のように、高精度の鋭い研ぎ先を得ることができます。
抵抗モニター
マイクロピペットを電極として用いる場合、研いだガラス電極の特性は、電気抵抗値によって決定されます。 「厳密な再現性」を要求する場合、視覚的に先端をモニターすることには限界があります。サッター社は、BV-10で「抵抗モニター]を用意しました。先端部の研磨の様子を電気的にモニターする(先端が削られて拡大すると、抵抗値が下がる)方式であり、@常に同じ状態の研磨が仕上がるA望みの抵抗値が得られるB顕微鏡等を用いての視覚的な観察が不要等のメリットがあります。
BV-10のシステム構成
下記より最適なタイプを選択ください
●BV-10・・・基木システム+抵抗計(抵抗モニターのみ)
●BV-10D・・・基本システム+40×実体顕微鏡(視覚モニターのみ)
●BV-10E・・・基本システム+抵抗計+40×実体顕微鏡
※基本システムには各種の研磨板が2枚標準装備です。
右表から選択ください。
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●研磨板のタイプとアプリケーション
| カタログ# |
名 称
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対応先端径
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| 104F |
ダイアモンド研磨板(細)
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0.5〜5μm
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| 104D |
ダイアモンド研磨板(中)
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2.0〜20μm
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| 104C |
ダイアモンド研磨板(荒)
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5.0〜50μm
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| 005 |
0.05μアルミナ研磨板
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0.1〜0.3μm
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| 006 |
0.3μアルミナ研磨板
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0.3〜5μm
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